前回の記事に引き続き、2019年1月20日に開催された平成31年奈良県広域消防組合観閲式の模様をお送りします。
前回は参加消防車両および2機のヘリコプターを紹介しましたが、今回は装備展示や車両の分列行進、訓練披露の模様を紹介します。
装備展示
前回の記事で展示されていた消防車両は掲載していますので、消防車両とあわせて展示された奈良県ドクターヘリを紹介します。
本来は奈良県防災航空隊のヘリ「やまと2000」も同じように展示される予定だったのですが、残念ながらそちらの展示はありませんでした。また、ドクターヘリも途中で実出動となりました。
奈良県ドクターヘリ(JA818H)
奈良県ドクターヘリは、2017年より運航が開始しました。機体はヒラタ学園所有のEC135型機を使用しています。
観閲式開始より早く始まった展示コーナーですが、ドクターヘリは普段見れないだけあって多くの方が集まってきました。
機内は思っていたよりこじんまりとした感じでした。ちなみに、スタッフの方によるとドラマ「コードブルー」にはツッコミどころが多すぎるようです。
私自身、飛んでいるドクターヘリは何度も見てきました。しかし、機内を見るのは初めてだったので貴重な経験となりました。
分列行進
観閲式の最初はヘリコプターと消防車両、消防職員による分列行進でした。
行進を終えた消防車両が並ぶ。晴れていたらいい写真が撮影できたなあと感じます。
消防車両に続いて、消防職員の行進です。雨の中での行進ということで、皆さん寒そうです。
訓練披露
続いて訓練披露の模様の紹介です。
消防車両の緊急走行がありましたので、YouTubeの方にアップしています。救助訓練披露では指揮隊や救助隊、一斉放水では警防隊の車両が緊急走行で入場しました。
救助訓練
救助訓練は、家屋の浸水により要救助者がいるとの想定でおこなわれました。本来は防災航空隊のヘリによるピックアップ、救急隊とドクターヘリの連携の紹介も予定されていましたが、そちらは事情によりキャンセルとなってしまいました。
先着したのは五條消防署十津川分署に配備されている救急バイク2台。被害状況の確認をおこないます。
続いて指揮隊および救助隊、救急隊が緊急走行で入場。配備されたばかりの救助工作車3兄弟の内の2台も参加しました。
指揮隊長の元、各隊が連携した救助活動が開始されます。
真ん中の構造物を浸水した家屋に見立て、救助工作車のクレーンなどを使ってロープを張ります。
張り終えたロープを渡り、救助隊員が要救助者のもとへ向かい、要救助者を救出していきます。
一斉放水
救助訓練披露の後片付けを終え、一斉放水をおこなう消防車が緊急走行で入場してきます。
撮影時は雨も強まり、カメラが心配でしたがシャッターを切り続けていました。
あらかじめ待機していたはしご車も伸悌し、一斉放水の準備が整っていきます。
雨の中での一斉放水ということで、少し地味な感じとなってしまったのが残念…汗
雨の中で挙行された平成31年奈良県広域消防組合観閲式は、撮影コンディションとしては最悪なものでした。しかし、撮れ高としては満足いく結果となり「行ってよかった」と感じることができました。