こんにちは、回収犬(@r_engine666)です。
2018年10月7日、兵庫県伊丹市の伊丹駐屯地で開催された中部方面隊総隊58周年記念行事に行ってきました。
記念行事には中部方面隊が防衛警備、災害派遣を担任する東海、北陸、近畿、中国、四国の各地方から多くの部隊があつまり、地元(和歌山県)ではみることが難しい装備品も多くみることができました。
記念行事の模様を何回かにわけて紹介していきます。まずは観閲式の模様です。
総勢1000名ほどの隊員が並ぶ式典
式典は中部方面隊管内の各部隊より約1000人の隊員が参加し、10時30分より開始されました。
式典開始に先立ち、会場に入場してくる隊員の方々。みなさん真剣な表情そのもの。
各部隊別に隊員がびしっ!と並びました。まるで緑の壁ですね。
広報担当の隊員さんも、カメラを携えて動き回ります。
式典中の隊員
観閲官や兵庫県知事の祝辞、来賓紹介などがおこなわれるなかでも、隊員の方々は号令にあわせてきびきびとした動作を披露していました。
隊員の脇には黒光りする89式小銃。
着け剣や捧げ銃の動き、反対側から見たかったです…
観閲行進の準備へ
観閲行進にうつるため、所定の位置へと隊員の方々が列をなして行進してきます。
一人もずれることなくしっかりと合わさった美しい行進。
観閲行進の時、砂ぼこりが舞わないように散水…のはずでしたが、前日に雨が降ったため散水せずにグラウンドを行き交う第3特殊武器防護隊の除染車。
中部方面隊内の各部隊による観閲行進
続いて観閲行進の模様です。車両部隊およびヘリコプター部隊が行進する様子を映した動画を、YouTubeにアップしていますので、あわせてご覧ください。
観閲行進の先頭は、第3音楽隊と中部方面音楽隊の混成部隊
中部方面隊管内の府県旗の行進。この記事では和歌山県旗と高知県旗を選びました。
続いて中部方面警務隊の各車両。自衛隊の覆面パトカーを初めて見たのですが、警察のものとは違うかっこよさがあります。
観閲行進指揮官が乗った82式指揮通信車
普通科部隊の徒歩行進。ギリースーツに身を包んだ狙撃手も行進します。
定番装備からレア装備まで。車両、ヘリコプターの行進
徒歩行進に続いて、戦車や装甲車などの車両、ヘリコプターの行進がおこなわれました。
車両の前にヘリコプターの編隊が上空をフライパス。UH-1やAH-1、写っていませんがCH-47およびUH-60JAあわせて9機が参加。
陸上自衛隊の定番、軽装甲機動車。01式軽対戦車誘導弾を構えた隊員が乗っています。
こちらも定番の高機動車幌なしバージョンです。
第3偵察隊の偵察用オートバイ。会場をぐるっと一周してくれるコースでの行進なので、目の前を行き交う各種装備をみることができます。
対空ミサイル2種。上が93式近距離地対空誘導弾、下が81式短距離地対空誘導弾。
重圧な戦車、装甲車
陸上自衛隊の装備の中でも、やはり戦車や装甲車の迫力は別格。見たいと思っていた16式機動戦闘車も、間近で迫力ある走行をみることができました。
87式偵察警戒車。僕にとって、装備品展示などで見ることが一番多い装甲車です。
96式装輪装甲車。A型とB型どちらも参加です。
74式戦車。戦車が目の前を走る迫力は、ほかの車両とは桁違いです。
16式機動戦闘車。最新鋭の機動戦闘車も複数台が行進に参加しました。
なじみが薄い方面隊の後方支援装備
中部方面隊の創隊記念行事ということもあり、方面隊の後方支援部隊の装備も数多く行進に参加しました。
中部方面通信群の車両。
NBC偵察車。なんだか虫みたいな印象をうけます
中部方面情報隊の車両
重装輪回収車
中部方面衛生隊の1トン半救急車と野外手術システム
中部方面後方支援隊第103不発弾処理隊の車両
94式水際地雷敷設装置
92式地雷原処理車
最後は観閲行進指揮官が再び入場。観閲官に行進の終了を報告します。