こんにちは、回収犬(@r_engine666)です。
2018年10月7日に開催された中部方面隊総隊58周年記念行事の模様を、複数の記事にわけ紹介しています。
観閲式、訓練展示の模様に続いて、装備品展示の模様を紹介します。
自衛隊の災害派遣でよく取り上げられる野外入浴セットや野外手術システム、訓練展示にも参加した陸上自衛隊の最新装備である16式機動戦闘車などの装備をじっくりみることができました。


災害派遣で活躍する陸自の装備
陸上自衛隊の活躍として、近年よく報道されるのが災害派遣での入浴支援です。駐屯する地域にあわせたのれんが特徴的です。
野外入浴セット
展示されていたのは第3後方支援連隊補給隊のものでした。兵庫県伊丹市の千僧駐屯地に駐屯しているため「六甲の湯」というのれんになっています。
「六甲の湯」
これだけ見ると、どこかの温泉宿のようです。
シャワーが並ぶ洗い場。
実際に使わせてもらうことがないのが一番ですが、なかなか使い勝手よさそうです。
浴槽は足湯として展開されていました。なかなかの混雑ぶりです。
野外手術システム
こちらも災害時に活躍する装備、野外手術システム。手術車、手術準備車、滅菌車、衛生補給車で1セットを構成し、初期外科手術をおこなうことができます。
1車両1コンテナで構成されています。観閲行進では73式大型トラックに搭載されていましたが、装備品展示ではコンテナを下ろした状態でした。
手術車の中で展示されていた各種医療器具
こちらは手術準備車で展示されていた各種器具
衛生部隊の装備として、こちらも災害派遣時に活躍する1トン半救急車。
最新装備からいつもの装備まで
自衛隊の装備展示で定番の装備から最新の装備まで様々な装備が展示されました。
陸自の最新装備
まずは16式機動戦闘車などの最新装備です。
香川県・善通寺駐屯地に駐屯する第15即応機動連隊の車両です。兵庫県まで高速道路を自走してきたそうで、既存の戦車よりと比較して機動性は段違いです。
74式戦車と16式機動戦闘車を後ろから比較
手前から87式偵察警戒車、74式戦車、16式機動戦闘車の主砲の比較
こちらは中距離多目的誘導弾。87式対戦車誘導弾や96式多目的誘導弾システムの後継として配備が進んでいます。展示されていたのは16式機動戦闘車と同じく第15即応機動連隊のものでした。
陸自の定番装備
87式偵察警戒車。和歌山県民の僕にとって一番身近な装甲車です。
あと数年もすれば機動戦闘車に更新されるであろう74式戦車
96式装輪装甲車。16式機動戦闘車と並び第15即応機動連隊の主要装備の1つです。
96式装輪装甲車に搭載されている96式40ミリ自動てき弾銃
善通寺駐屯地に向け、車列を組んで一般道を走る96式装輪装甲車をみることができました。住宅街の中を走っていく姿はどこか不思議な風景です。
03式中距離地対空誘導弾。タイヤがぴっかぴかです。
消防車両メインな僕としては、やはりこのあたりも欠かせないです。消防車庫の「消防ポンプ班」と書かれた木板がいい!
最後は警務隊車両。左の車のアンテナの長さがすごいです。